マスタークラス・コンサート

フランスのゴーティエ・カプソンとルイ・ヴィトン財団が行っていて、日本から三井静さんが参加していたマスタークラスシリーズClasse d’Excellenceの16日パリで行われた今年度最終レッスンとコンサートのもようがmedici.tvで見られるようになっていました(いずれも全編見るには登録が必要ですが無料)。

Master Class with Gautier Capuçon (6) [medici.tv]

ドボルザークのチェロ協奏曲第3楽章と、後半が三井さんで、シューベルトのアルペジオーネソナタの第2,3楽章。三井さんのアルペジオーネソナタはもう十分美しいのですが、ゴーティエ・カプソンもそれを認めつつ、さらによくする提案。

The concert of laureates (6) – Under the direction of Gautier Capuçon [medici.tv]

マスタークラス参加者全員とゴーティエ・カプソンによるチェロアンサンブルコンサート。曲目は演奏順に:

Georges Bizet / Werner Thomas-Mifune, Carmen Fantaisy, Op. 25 for 5 celli (ビゼー/トーマス・ミフネ「カルメン幻想曲」)
Antonín Dvořák / Lothar Niefind / Gunter Ribke, Silent Woods for 6 celli Op. 68/5 (ドボルザーク「森の静けさ」)
Édouard Lalo / Valter Dešpalj, Cello Concerto in D Minor II. Intermezzo. Andantino con moto - Allegro presto for 6 celli (ラロ チェロ協奏曲第2楽章)
Frederic Chopin / Samuel Parent, Piano Concerto No. 1 II. Romance : Larghetto for 6 celli & piano (ショパン ピアノ協奏曲第1番第2楽章)
Ann Wilson, Lament (In memory of Matthew Shepard) for 6 celli
David Popper, Requiem, Op. 66 for 3 celli and piano(ポッパー「レクイエム」)
Niccolò Paganini / Thomas Demenga , Variations on One String on a Theme from Rossini's "Mosè in Egitto"(パガニーニ「モーゼの主題による変奏曲」)
Sergei Rachmaninov / Orfeo Mandozzi, Vocalise, Op. 34 (ラフマニノフ「ヴォカリーズ」)
Luiz Bonfá / Raphaël Jouan, La Bossa Nova - Manhã de Carnaval for 6 celli (ボンファ「ボサノバ カーニバルの朝」※映画「黒いオルフェ」より)
Guillaume Connesson, Trois Jardins for 7 celli (コネソン「3つの庭」イギリスの庭/日本の庭/フランスの庭 ※委嘱作品)
Giovannni Sollima, Marcia (ソッリマ「マーチ」 ※アンコール)

三井さんは1曲目を除きほぼ全ての曲で演奏。とくに「モーゼの主題による変奏曲」では技術の高さをいかんなく発揮し、 プログラム最後の委嘱曲「3つの庭」では1番チェロを任されていました。1年間のマスタークラスシリーズを経て、ゴーティエ・カプソンや他の若いチェリストたちとも打ち解けた雰囲気で、とても楽しそうなのがいいなと思いました。

[追記] 後日公開された抜粋映像。ボンファ「ボサノバ カーニバルの朝」。ソロはフランスのRaphaël Jouan(23)。

よく聴くと、この動画の2:00くらいのところにシューマンのチェロ協奏曲のメロディが。

[18日追記] この直後の18日、ゴーティエ・カプソンはツイッターで、肩の痛みのため8月半ばまで2ヶ月間休養をとることを発表。Stradによると、直近の出演予定だったイスラエルでのベートーベンの三重協奏曲のチェリストは、キアン・ソルタニが代演することになったそう。

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