一番演奏されているチェロ協奏曲は
ボッケリーニのチェロ協奏曲はいい曲の割に聴く機会が少ないのではないか?という疑問から、そもそもどのチェロ協奏曲がどれくらい聴かれているのか?──同時にそれはどれくらい演奏されているのか?ということでもありますが──少し調べてみました。
日本全国でこれから今年いっぱい開催されるコンサートで、今日現在ぶらあぼにコンサート情報が登録されているもののうち、 チェロ協奏曲がプログラムにある演奏会は全部で20回あって、その曲別の内訳は:
ドボルザーク 12回
ラロ 2回
ショスタコーヴィチ1番 1回
ヴィヴァルディ 1回
サン=サーンス 1回
ハイドン1番 1回
ハイドン2番 1回
エルガー 1回
やはり最も多いのはドボルザークのチェロ協奏曲(ドボコン)で全20回中12回。ソリストで最も多いのは宮田大さんでドボコン3回。
エルガー(1回)やサン=サーンス(1回)やシューマン(0回)がもう少しあるかと思いましたが、あまりないものですね。 「チェロ協奏曲といえばドボコン」と偏ってしまうのは、聴衆の立場とするとなんとなくわかりますが、いいのでしょうか…
ラロの2回というのが目を引きますが、これはN響第1782回定期Cプロ5月16,17日の公演で、ソリストはヨハネス・モーザー。 ショスタコーヴィチの1番は東京藝大第50回定期公演(5月29日)で、ソリストは今年から藝大准教授に就任された中木健二さん。
FM放送などで過去オンエアされた曲と回数なども調べられたらと思いましたが、うまく見つけられませんでした。
[追記: そういえば、チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」もチェロ協奏曲に相当する作品だと思い出してこれも調べたら、今年4回の公演がありました。こちらは、それなりの人気、と言っていいでしょうか。]
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