善福寺手帳

category: ことば  1/5

カザルスの名言の出典

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ツイッターなどをながめていると、有名人が言ったとされる名言・箴言がたくさんの人にツイートされているのを見かけます。 ただ、多くはいつどういう文脈で言ったのか、原典が示されず、 本当にその人がそんなことを言ったのか?みんなが受け取っているような意味で言ったのか? よくわからないケースがたくさんあります。 そうしたものの中には偉大なチェリストが言ったとされることばもあります。英語圏でよく流れ...

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アングルのバイオリン

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先日のフィギュアスケートの衣装にチェロが描かれているのを見て、 何度か見たことがある右の写真を思い出したのですが、これはアメリカの写真家、マン・レイ(Man Ray, 1890-1976)というひとの"Le Violon d'Ingres"という有名な作品であることを知りました。 この題名"Le Violon d'Ingres"、フランス語で「アングルのバイオリン」のアングルとは、フランスの画家ドミニク・アングル(Jean-Auguste-Dominique Ingres, 1780-1867)...

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セロテープ

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きょうの朝日新聞土曜beの記事が面白かったので。「セロテープ」の「セロ」と「チェロ」とは関係ないと思っていたけど、朝日新聞によるとそうでもないという…(キミの名は)セロテープ [朝日be 13.10.26] …ネーミングはニチバン社内の公募で決まった。発案者は音楽好きの社員で、弦楽器のセロ(チェロ、cello)から発想し、採用された。 なんとなく「セロハンテープ」が「セロテープ」の由来と思いがちだが、順序が逆だ。 ...

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右肩上がり

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今月6日までの連休の期間中に起きた山の事故は全国で67件、死亡と行方不明の方が16人にも上ったとのこと[NHK]。 このニュースを伝えるNHK朝の番組で「近年、山の事故件数が右肩上がり」であるとの解説があって、ちょっと違和感を持った。「右肩上がり」というとまるでなにか「いいこと」のようではないか? みぎかた‐あがり【右肩上がり】1 《グラフの線で右に向かって上がっていく形から》後になるほど数値が大きくなること...

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はじめてtsunamiを英語で書いたのは小泉八雲

小泉八雲記念館で津波関連特別展 [山陰中央新報 11.05.11] 日本語の「津波」がtsunamiとして英語にもなっていることはよく知られていると思いますが、 このtsunamiを初めて英語の文献に使ったのはなんとあのラフカディオ・ハーン=小泉八雲だったのだそうです。1854年の安政南海地震のときの史実を基にしたA Living God(生ける神,1897)という短編で、津波の危険を察知した老地主が自らの田の稲に火をつけて村人を高台...

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鳥肌が立つ

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チェロコングレスのコンサートで感動したことをあちこちで語っているうち、ふと「鳥肌が立った」という言葉を使いそうになった。しかし、これは「誤用」ではなかったか? 「鳥肌が立つ」は、本来、恐怖などを感じたときにもっぱら使われた言葉。これが感動したときにも使われるよう変遷してきていることがはじめて(?)世間で話題になったのは文化庁の平成13年(2001年)度の「国語に関する世論調査」で、 若い世代ほど「鳥肌が立...

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「秋波」はなぜ秋の波か

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政界で誰かが誰かに「秋波を送る」というニュースがしきりと流れますが、「秋波」(しゅうは)とは何か? しゅう・は 【秋波】1 秋の澄渡った水波。2 美人の涼しい眼元。 3 いろめ。よこめ。ウィンク。 -を送る いろめをつかって、慕う心のあることを相手方に示すにいう。ウィンクする。[広辞苑] しゅう・は 【秋波】色目・流し目の意の漢語的表現。ウィンク。「-を送る」 [新明解国語辞典] この語源・由来は、南唐の皇帝...

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三辞三譲

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今回カルテットで名曲を弾かせてもらったのは、本当に幸運でした。 思えばチェロ歴もまだ浅いうちからチェロアンサンブルの楽しみもカルテットの楽しみも経験させてもらえたのは 人との出会いに恵まれているおかげと感謝しています。 と同時に、きょう奇しくもgoshuさんが書いておられるとおり「誘われたら断らない」、 「弾くチャンスがあったらどんどん弾かせてもらう」態度を「努めて」貫いていることも幸いしていると思い...

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face the music

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Britain's Davis Cup disaster: who is to blame? [Telegraph.co.uk 10.03.08] もう一つイギリス。先週末、テニスの国別対抗戦デビスカップでイギリスはリトアニアに2-3で敗戦。 イギリスはここ3年デビスカップで勝ちがなく、6月のトルコ戦に敗れるとさらに下部リーグに落ちる危機だそう。 世界4位のマレーを休ませるとイギリスもこの程度なんですね。ジョン・ロイド監督(元選手でエバートの元夫)や協会(LTA)に批判が集まってい...

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マイダス・タッチ

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さいきんのヨーヨー・マのことを思って、なんとなく「触れたものがすべて金に変わる」という王様の逸話を思い出しました。ギリシャ神話のミダス(Midas, マイダス)王の話です[ja.wikipedia]。 なんだか「ヨーヨー・マと共演」というのが「金」の勲章になる。ヨーヨー・マはたぶん「いろんな人や音楽と出会って学びたい」と思っているだけなのに、その「金」を求めて近づいてくるひともいる。それはありがたいことかも知れないけ...

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